もう7~8年間前からよく夜中で散歩に出かけることになった。昼と違っての平穏や異世界みたいな雰囲気の散歩を、毎回楽しんでいる。
車も、誰ひとりもいない交差点の上に不要に色を変える信号機。いくらかの窓から漏れてくる灯光。観客なしで一番自由に踊りそうな木々。
ときには快晴の星空と明るい月とともに、ときには低い雲や深い霧とともに歩いて行ったりする。街次第だけど、夜遅く散歩にでかけると本当に、神秘的な別の世界に入ったように感じられる。私はそういう雰囲気が、大好き。
でも、神秘的や索漠というより、昼でも見えない美しい景色もたまに見れる。
そのある夜は二月の夜だった。
とんでもない氷嵐のすぐ後だった。昼には州中で数々の停電が起こされ、その停電を修理するには一日中かかったところもあった。あと、外を歩いて地面の全てに広がった氷に気を付けないと危なかったし、もちろん仕事に行こうと仕事から帰ろうとする人たちには、とても厄介な嵐だった。
嵐のいいところをみつけることは誰だってできなく、もちろんみつける理由もなかった。
しかし、その夜散歩に出かけた私は、氷嵐のあっけにとられるほど美しい効果を目撃してしまった。
夜の一時ごろ出て、ドアを閉じて道路へ向かって見たらすぐ分かった。
道路の横に揃っていた木々はすべて枝が氷に包まれていて、街灯の光を美しく反照して煌めいていた。
公園にあった街灯の眩しい光を木の背景にさせて、林から見た景色:
^^ここの枝は、波紋の広がる水面のように見えた。あるいは、とても複雑に、星くずで作られたクモの巣にも。
もちろん写真だけじゃ、この木を実際に見た時の感情を再現することなんてできないでしょう。自分が写真をきれいに撮るのが下手に加えてさらにそうだ..
しかし誰ものいない静かなこの道路を歩いていた私はいつよりも、別の世界に運ばせられたように感じた。
その世界では、まるで夜空の星が全員地球に落とされ、この木々が伸ばした枝につかまれたようだった。そして風がおらず、その木々は博物館のものみたいにじっとしてて自分の特殊な枝飾りを提示してくれた。
一番に索漠で暗いなはず真冬の夜中でも、美しい輝きが見られた。